みなさんはどんな恋愛を望みますか?
情熱的な恋愛、友情のような穏やかな恋愛、苦しみの伴う恋愛。
時に自分が理想とする恋愛とはかけ離れた状況になってしまうこともあるでしょう。
どうしていつもこうなってしまうのか。そんな疑問を解決する優秀な診断方法があります。
それが、
恋愛類型論(ラブスタイル類型論)
です。
この診断を利用することで
- どんな恋愛を(心から)望んでいるのか
- 相手に求めているものはなにか
- 特定の相手と自分の相性はどうか
といったことを紐解き、恋愛の指標にすることができます。
恋愛類型論(ラブスタイル類型論)恋愛類型論(ラブスタイル類型論)を提唱したカナダの心理学者ジョン・リーの恋愛傾向診断。以下の6つの恋愛傾向を数値化し最も高いスコアを記録した要素を、最も優先している恋愛の形とする。
1「エロス」 ……言葉と身体で感じる愛情
2「ルダス」 ……恋愛はゲーム感覚な愛情
3「ストルゲ」……友情の延長(親友のような感情)
4「マニア」 ……愛に苦しむ”独占欲”(自分を傷つけることもする)
5「プラグマ」……現実主義的な愛情(人生設計を考えて相手を選ぶ)
6「アガペ」 ……献身的な無償の愛(犠牲を払ってもその人に尽くす)
診断方法は?
筆者は以下の診断サイトを利用しています。
☞恋愛傾向診断『LETS-2 (Lee’s Love Type Scale 2nd version』
様々な診断サイトがありますが、こちらは以下のような強みがあります。
- 質問項目が多く、より正確に判定できる
- 全ての要素を数値化してくれるので、どんな複合タイプなのかわかりやすい
- 傾向の強さや度合が数値化できる
多くの場合、何か一つだけの恋愛傾向を持っているわけでなくいくつか複合しています。
ただし時間がかかってしまうので、手軽な質問数で答えられるサイトを利用するのも手でしょう。下記のサイトは特に高い傾向がある一種類のみ結果を表示してくれます。
それぞれの恋愛傾向
エロス (Eros)
情熱的、性愛的と呼ばれる恋愛傾向です。
相手とのロマンスやシチュエーション(運命という言葉に総じて弱い)に重きを置き、一目ぼれを最も起こしやすい特徴があります。また肉体関係を早くに結んだり、独占的な面も見られます。
思春期の恋愛関係として最も多い傾向で、本能的な恋愛にもっとも近いかもしれません。「手が早い」「すぐに口説く」といった印象がある人も多いですが「一期一会」こそが彼らにとって恋愛のキーワードでなのです。
ルダス (Ludus)
遊びの愛と呼ばれる恋愛傾向です。
恋愛は楽しむものでありゲーム感覚でしています。そのため駆け引きを使ったり、複数人との関係を平行して進めたりすることに抵抗が少なく、嫉妬や独占といった感情は薄い傾向にあります。
浮気性のような印象がありますが、関係する人全員との関係を大切にしている為、社会的に理解がされづらい特徴があります。
ストルゲ (Storge)
友愛を大切にする恋愛傾向です。
多くの場合、彼らの恋愛は友情から発展し、長い時間のなかでゆっくりと愛情を育みます。恋愛対象には居心地よい関係であったり内面や性格を望む特徴があります。
その特徴から恋愛自体に興味がないと思われたり、アセクシュアル(性的欲求を抱かない)と捉えられることもありますが、それは彼らにとって時間をかけた信頼関係こそ信じるからこその振る舞いなのです。
マニア(Mania)
狂気的な愛と呼ばれる恋愛傾向です。
独占欲や嫉妬心をともなう激しい恋愛模様が特徴で、依存関係になることもままあります。情熱的という意味合いではエロスに似た要素もありますが、彼らにとって恋愛は楽しくも辛くもあり、常に強力な自制心が働いています。
そのため急に冷静になったり、かと思えば強烈な嫉妬心を向けたりと、不安定な関係になります。最も愛が重いとも言えます。
プラグマ(Pragma)
即物的な愛と呼ばれる恋愛傾向です。
恋愛を目的でなく手段と捉えており、学歴や地位、相手の社会的権力などに重点を置いているのが特徴です。自分の各を高めるための恋愛であり、愛情や友愛、外見的特徴なども二の次にする傾向があります。
こういった特徴から、現代のマッチングサイトや婚活はプラグマ的な出会いとも言えます。惹かれる要素がハッキリしている分、他恋愛傾向に比べわかりやすくはあります。
アガペー(Agape)
献身的の愛と呼ばれる恋愛傾向です。
無償の愛という表現があてはまる傾向で、相手の為を想い、そして見返りを求めない態度が特徴です。相手の嫌がることはせず、自己犠牲も顧みません。
アガペーは少し特殊で、現実の恋愛傾向というより「本人にとっての理想の恋愛傾向」であることが多く、本人がそう思い込もうとしている恋愛傾向とされ、現実にはあり得ないと結論づけるケースもあります。
ラブスタイルの相性
これまであげた恋愛傾向には、相性があります。
たとえば、エロス(情熱的)× ストルゲ(友愛)では、エロスからの積極的なアプローチに困惑するストルゲという図式ができあがります。交際までの発展はなかなか難しいと言え、その前にエロスが飽きてしまうケースも。
マニア(狂愛)× プラグマ(即物愛)ではそれぞれ見ているものがまるっきり違っていたりします。プラグマは相手のステータス(地位など)を。マニアは相手自身の愛情にフォーカスしているので、何とか擦り合わせながら協力していく姿勢が必要です。ひとたびバランスが崩れれば一気に瓦解する危うさがあります。
ルダス(遊愛)× アガペー(献身的)は始まりこそ上手くゆく恋愛に見えますが、ルダス側がアガペーの献身さをうっとおしく思ってしまったり、アガペー側がつぶれてしまったり、時間の経過とともに相性の問題が避けられなくなっていきます。
ラブスタイル診断は事前にこういった可能性を予測し、改めて自分の恋愛傾向を見直す為の指標として利用できるのです。
結果によっては自分が理想とする恋愛と離れすぎてガックリくることもあるでしょう。
しかし恋愛傾向は年齢とともに変化していくこともありますし、出会う相手によっては自分の優先度がガラっと変わる瞬間がくるかもしれません。
ラブスタイルはいつでも見直せます。
初めての方もそうでない方も、この機会に一度自分の傾向をチェックしてみては?
※補足:筆者の場合
あなたの恋愛タイプは「アガペ(愛他的な愛)」です。ルダス値:18 エロス値:29 ストルゲ値:25 マニア値:20 プラグマ値:13 アガペ値:31
以前はストルゲが最も強かったのですが、大分変わったようです。
年齢的な側面もありますが、いろんな恋愛を通して考え方が変容してきてもいるみたいですね。
コメント